漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
70代女性 自営業
ある時期から急に喉の辺りに物がひかかった様な詰まった様な感じが続き、相談に来店されました。
詳しく尋ねたところ、春が過ぎた頃より急に喉が詰まる様な状態が何日も続き改善されず、気になるとの事で耳鼻科を受診された。
病院にてカメラで検査をしたが、喉辺りの粘膜が少し赤くなっている程度で異常は無いと説明があった様でした。
一応抗生剤などが処方となり、継続して服用をしたが改善せず。
実際には物は詰まっておらず、感覚的には不快感があるという症状は中医学で考えるところの気滞と思われた。
気の巡りが順調にいかないと詰まったり・張ったりする様な症状をかんじます。
そのため気の巡りを流してあげることで症状は改善するので、生薬の香りがあり気の巡りを助ける生薬配合の漢方薬を服用してもらう事で様子をみてもらいました。
数日後に喉の詰まりが気にならなくなったと報告がありました。
気体症状は形の無い気のトラブルのため、適切に対応することで短期間に改善することがあります。
また、全身の気の巡りは肝(自律神経)の働きと関係があるため、季節の変わり目や春などの時期に起こり易いため体調変化に注意する様にと説明しました。
その後は経過観察中。
肝(自律神経)の働きは忙しく精神的な負担がある時にも不調となりえるのでその様な時の体調変化に注意し早めの対処が必要と思われる。
気のトラブルは全身で起こるがこの方の場合は喉に症状が出ていたと思われる。
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